光海君と仁祖のライバル物語4「大義名分」(歴史編)

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20歳まで結婚しない王女

あまりに綾陽君が「首は取れない」と主張するので、仁穆王后も承知せざるをえなかった。しかし、彼女は、とてもしたたかだった。
「憎き光海君の首は諦めたが、その代わり貞明公主に大きな土地を与えよ」ということになった。
このとき、貞明公主は20歳だった。
普通、王女が20歳まで結婚しないというのは絶対にありえない話で、通常は10代前半で良家の御曹司と結婚することになっている。
しかし、彼女は軟禁されていたので、それができなかった。
20歳まで結婚しない王女は考えられないので、当然ながら釣合の取れる相手も残っていない。なぜなら、良家の御曹司もだいたい10代半ばで結婚するからだ。




結局、手を尽くして、ようやく3つ下の洪柱元(ホン・ジュウォン)を見つけて貞明公主の夫にした。彼は、『華政』でも貞明公主を助ける役として、よく出ていた
(第5回に続く)。

文=康 熙奉(カン ヒボン)

光海君と仁祖のライバル物語1「即位」(歴史編)

光海君と仁祖のライバル物語2「外交」(歴史編)

光海君と仁祖のライバル物語3「怨恨」(歴史編)

光海君と仁祖のライバル物語5「失政」(歴史編)

朝鮮王朝の歴史に異彩を放った光海君(クァンヘグン)の生涯!

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