『ヘチ』でチョン・イルが華麗に扮した英祖はどんな国王だったのか(前編)

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チョン・イルが主演した『ヘチ 王座への道』がNHKの総合テレビで日曜日の午後11時に放送されている。好評を博しているこのドラマの主人公となっている英祖(ヨンジョ)の人生を振り返ってみよう。




トンイの息子

『ヘチ』のキャッチフレーズは、「最も低いところから始まった一番輝かしい王位継承物語」だ。実際、『ヘチ』は低い身分の血を受け継いだ「歓迎されない王子」が朝鮮王朝の政治を改革するところを描いている。
主役のチョン・イルが演じたのが若き日の英祖(ヨンジョ)だ。
ドラマをもっと興味深く見るために、英祖の人生について紹介しておこう。
朝鮮王朝の21代王の英祖(ヨンジョ)は、1694年に生まれた。
父は19代王の粛宗(スクチョン)、母は側室の淑嬪(スクピン)・崔(チェ)氏だ(ドラマ『トンイ』の主人公)。異母兄は、粛宗と張禧嬪(チャン・ヒビン)の間に生まれた6歳上の景宗(キョンジョン)だった。
英祖は1704年、10歳のときに結婚した。
妻は後の貞聖(チョンソン)王后である。
1718年、英祖の母の淑嬪・崔氏が世を去った。




1719年、英祖の側室が長男の孝章(ヒョジャン)を産んだ(しかし、1728年に9歳で病死した)。
1720年に父の粛宗が亡くなった。父に代わって、異母兄の景宗(キョンジョン)が20代王として即位した。
1724年、景宗が在位わずか4年2カ月で亡くなった。彼には子供がいなかったので、英祖が21代王として即位した。30歳だった。
彼は政治的に有能な名君だった。
1735年、英祖の二男の思悼世子(サドセジャ)が生まれた。幼い頃から頭脳明晰で天才的な学力を備えていた。すでに長男をなくしていた英祖は二男に大いに期待したのだが……。
(後編に続く)

文=康 熙奉(カン ヒボン)

『ヘチ』でチョン・イルが華麗に扮した英祖はどんな国王だったのか(後編)

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