なぜヒョンビンを語ると高揚するのか4「研ぎ澄まされた演技力と存在感」

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ヒョンビンが作品を選ぶときに一番重視していることは何なのか。彼はその点に関してはとても明解で、「作品を選ぶ際にはシナリオを第一に重視しています」ときっぱりと断言している。




カリスマ的な人物を演じた

シナリオについてどう考えているのか。
ヒョンビンはこう語っている。
「最初に自分でシナリオを読んで、特に気に入った作品を選ぶようにしています。シナリオに愛着を持てれば、作品に愛情を注ぐことができます」
このようにヒョンビンは作品選びで自分なりの原則を持っており、そうした意図のもとで、たとえば映画『王の涙-イ・サンの決断-』の正祖(チョンジョ)の役や、ドラマ『ジキルとハイドに恋した私』という異色作のキャラクターも選ばれてきたのである。
さらに言えば、『アルハンブラ宮殿の思い出』に主演してユ・ジヌという主人公を演じることになった。
この『アルハンブラ宮殿の思い出』でヒョンビンはパク・シネと共演したが、ドラマはケーブルチャンネルのtvNで2018年に放送された。
そして、『アルハンブラ宮殿の思い出』は、スペインのグラダナに仕事で出掛けたユ・ジヌ(ヒョンビン/投資会社社長の役)が、元は才能あふれるギタリストだったチョン・ヒジュ(パク・シネ)が経営するホテルに泊まって、謎めいた事件に巻き込まれるというストーリーだった。




その結果、とてもミステリアスな人間関係が面白さを際立たせていた。
こうした不思議な展開の中で、ヒョンビンの演技力と存在感がしっかりと研ぎ澄まされていったのである。
特に、『アルハンブラ宮殿の思い出』でヒョンビンが演じたユ・ジヌは、ビジネスで成功したカリスマ的な人物なのだが、結婚に二度失敗してプライベートではとても多くの困難を抱えていた。
そのように複雑な背景を持っているというキャラクターに対して、ヒョンビンは内面が微妙に揺れ動くイメージで男を最後まで演じきっていた。
その表現力は本当に見事であった。

文=康 熙奉(カン ヒボン)

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