人間の生死に関わる不思議な人々が次々に登場するドラマ『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』。物語を引っ張る2人の男性……1人はコン・ユが演じるキム・シンで、もう1人がイ・ドンウクが扮する死神だ。2人の掛け合いが本当に興味深い。
奇妙な同居生活
イ・ドンウクが演じる死神は、既存の概念を覆すイメージを持っている。
死神というと普通は冷酷な存在。人間を悲劇に追い込むような役割なのに、『トッケビ』に出てくる死神はユ・インナ扮するサニーに一目惚れしたり、ちょっとしたことで喜怒哀楽をもろに出したりする。
あまりに感情がありすぎるのだ。
そこがこの『トッケビ』のユニークなところで、キャラクターの従来のイメージを変えながら、その存在に新しい価値観を付け加えていっている。
そんな死神に、王に裏切られて胸に剣が刺さったまま900年間さまよい続けているキム・シンがからんでいく。
人が死ぬ間際に現れて天国と地獄に振り分けていく死神とキム・シンとでは、お互いに交じり合う機会がないはずなのだが、どういうわけかキム・シンと死神は同じ家で同居するはめになってしまう。
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