『愛の不時着』のヒョンビン!演技の多様性がどう変わってきたか(特別編)

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日本で大人気となっている『愛の不時着』で、ソン・イェジンと一緒に主役を演じているのがヒョンビンだ。韓流スターのトップと言っても過言ではない人気ぶりだ。彼はどんな俳優なのだろうか。

写真=tvN『愛の不時着』公式サイトより




柔軟な演技力を発揮

ヒョンビンを語るうえで特に重要な作品が3つある。
1つ目は『私の名前はキム・サムスン』だ。キム・ソナが太めのヒロインを演じて大人気となったラブコメである。
大ヒットしたこの作品でヒョンビンは、キム・ソナが演じたサムスンを温かく見守る役を演じて大ブレイクした。
同じイケメンでも、上品な佇まいが印象的で若手スターとしての存在感をアピールした。
2つ目の重要な作品は『シークレット・ガーデン』だ。
財閥の御曹司を演じたヒョンビン。気難しい役だったのに、男女が入れ替わってしまうという奇抜な設定に対し、演技の幅広さを多くのファンに示した。
ハ・ジウォンと共演した『シークレット・ガーデン』は大ヒットし、ヒョンビンは柔軟な演技力を発揮した。




3つ目のターニングポイントとなった作品は『王の涙-イ・サンの決断-』だ。
この作品の前にヒョンビンは兵役に入って、韓国軍の中で一番訓練が厳しいと言われる海兵隊で服務を全うした。この経験が俳優としての彼を変えた。
『王の涙』では、朝鮮王朝22代王の正祖(チョンジョ)を演じたが、格闘シーンで筋骨隆々とした体付きに驚かされた。
それまでの演技より強靭さが加わり、たくましい表現には目を見張った。こうして、ヒョンビンはさらに多様性を身につけたのだ。
そして、今度は『愛の不時着』だ。
北朝鮮の将校であるリ・ジョンヒョクを演じて、強い精神力と優しい人間性を同時に表現した。すばらしい俳優である。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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