『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』を終えたあとのコン・ユはしばらく休養に入っていたが、2019年に俳優としての活動を再開し、2本の映画に立て続けに出て大きな話題となった。
寡作のコン・ユにしては珍しく
コン・ユは映画『82年生まれ、キム・ジヨン』で、チョン・ユミと三度目の共演をした。チョン・ユミは主人公のキム・ジヨンに扮し、その夫のチョン・デヒョンを演じたのがコン・ユだ。
特にチョン・デヒョンは妻の生き方を理解して一緒に苦悩を分かち合おうとする夫であり、映画の中でも出番が多かった。
何よりも、コン・ユは『82年生まれ、キム・ジヨン』の出演に際して感情を高ぶらせていた。シナリオを読んで泣いてしまったというほどで、映画が描く「家族のあり方」についてコン・ユも自分のことのように感情移入ができたそうだ。
冷静に自分を客観視して演技に臨むタイプのコン・ユ。そんな彼が、『82年生まれ、キム・ジヨン』では、自らに変化を促して繊細な演技をした。映画は2019年10月に韓国で公開されてヒットした。
その『82年生まれ、キム・ジヨン』の撮影は2019年5月上旬に終わったのだが、コン・ユは休む間もなく映画『徐福』に出演し、パク・ボゴムと共演した。
この『徐福』はクローン人間を題材にしており、コン・ユは国家機関のエージェントに扮していて、パク・ボゴムがクローン人間を演じている。
撮影を振り返って、コン・ユはこう語っている。
「扮した人物が激しい動きをするので、物理的に撮影が簡単ではなかったです」
その口調は、いかにも撮影で疲労困憊になったという感じだ。
さぞかし、アクションシーンが多かったことだろう。その点で、コン・ユも肉体的な負担を相当に強いられた。しかし、それも俳優の宿命だ。何ごとにも全力を尽くすコン・ユのことだから、恐ろしいほどの集中力で役に没頭したに違いない。それが「簡単ではなかった」という発言になっているのだ。
映画『徐福』の撮影は2019年10月に終わり、今は編集作業に入っていて、2020年の公開が予定されている。
文=「ロコレ」編集部
『82年生まれ、キム・ジヨン』の脚本を読んだコン・ユが泣いた理由は?
パク・ボゴム&コン・ユ主演『徐福』はパラサイト効果で大ヒットを狙う!
パク・ボゴム&コン・ユ主演『徐福』の監督が注目される理由は?