根強い人気を誇っているチョン・ヘインの新作ドラマが、ケーブルチャンネルのtvNで3月23日から放送される。タイトルは『半分の半分』。このドラマでチョン・ヘインが新たなファンを獲得するに違いない。
テーマは「片思い」
チョン・ヘインは、見るからに誠実そうなイメージを持っている。野心をギラギラと見せるのでもなく、作った笑いをアピールするのでもない。いつもごく自然なのだ。
実は、この自然体というのが一番難しい。俳優であればなおさらだ。どうしても、カメラが回っていないところでも演技をしてしまおうとする。しかし、ファンはその点で鋭い。その俳優の素顔を感覚的に見抜いてしまうのだ。
その中でも、チョン・ヘインは特別な存在となっている。彼はイメージ通りの俳優であり、誠実で優しい。
今まで演じてきたドラマでも、チョン・ヘインは自分のスタイルを崩さずにありのままを見せてきた。そして、今度は『半分の半分』に主演する。
このドラマでチョン・ヘインが演じる主人公のハウォンは、人工知能プログラマーである。いかにもチョン・ヘインにぴったりの役柄かもしれない。彼が持つ知的な素養を、十分に演技のうえでも発揮してくれることだろう。
共演するのはチェ・スビンで、彼女はソウというクラシック音楽のレコーディング・エンジニアに扮する。
このドラマのテーマは「片思い」だ。2人はいろんな行き違いがありながらも、自分の心に正直であろうとする。
そうなればなるほど、片思いという現実に突き当たってしまう。
お互いが熱烈に愛しあうドラマもいいけれど、どこか不安を抱えながら片思いに陥っていく男女の関係というのも興味深い。
その中で、チョン・ヘインはどんな演技を見せてくれるだろうか。タイトルの『半分の半分』というのも、いかにも意味が深い。そのタイトルの真髄は、ドラマが進行するにつれて視聴者が理解できるのかもしれない。
3月23日の放送開始が待ち遠しい。
文=「ロコレ」編集部