『揀択(カンテク)~女人たちの戦争』の主演を務めるチン・セヨンは、『オクニョ 運命の女(ひと)』や『不滅の恋人』に続いて時代劇で真価を発揮している。本当に時代劇が似合う女優だ。
周囲は心配してくれたが……
『揀択(カンテク)~女人たちの戦争』はTV朝鮮で2019年12月14日から放送が始まり、現在も毎週土曜日と日曜日の夜に放送されている。
タイトルにある「揀択」とは、朝鮮王朝時代に王妃や世子嬪(国王の後継ぎである世子の妻)を選ぶ行事のことだ。とても重要な国家事業なので、様々な利権や欲望がからむことが多かった。
ドラマはこの「揀択」をテーマに盛り上がっている。
主役を務めるチン・セヨンは1人2役を演じている。それは、主人公カン・ウンボと、そのウンボの亡くなった姉という2役だ。
チン・セヨンはこう語る。
「やっぱり、2役は難しいですね。すごく悩みましたが、監督に助けられています。それに、私は自己主張がない性格なので、正反対のウンボを演じながら、気持ちが高ぶっています」
彼女は『オクニョ 運命の女(ひと)』や『不滅の恋人』を経て、またまた時代劇に主演した。
「まわりの方々が『また時代劇?』と心配してくれました」
つまり、イメージが固定することを周囲は気遣ったのだ。
「でも、今では面白いと言われます。やはり、時代劇に出演できてうれしいですね」
このように、チン・セヨンは根っから時代劇が好きなのだ。ここまで実績を重ねると、
「時代劇の女王」と言われるのも当然かもしれない。
文=「ロコレ」編集部