映画『徐福』は韓国でも意欲作として注目されている。なにしろ、人類初のクローン人間をめぐる人間同士の暗躍を描いている。そのクローン人間に扮するのが、人気絶頂のパク・ボゴムだ。
強烈なインパクト
パク・ボゴムとコン・ユがダブル主演する映画『徐福』は2019年5月から撮影を行なっていたが、10月にすべての撮影を終えて、現在は編集作業に入っている。そして、2020年の上半期に公開される予定だ。
とにかく、内容が画期的だ。
主役がなんと、クローン人間なのである。
遺伝子の組み換えによって人造的に作られた複製人間であり、人類の未来を暗示するようなストーリー展開になっている。
コン・ユが扮するのは国家機関のエージェント。人類の命運を握ったクローン人間(パク・ボゴム)をめぐって様々な勢力が激闘するのだが、その中でコン・ユが演じるキャラクターも大いに奮闘していく。
撮影がよほど大変だったようで、辛抱強いコン・ユも「本当に疲れました」とため息をもらすほどだった。
彼はもともと寡作なのだが、『82年生まれ、キム・ジヨン』に続いて、映画に連続して出演することになった。
韓国映画は世界的にも注目されているが、その中で新しいジャンルに挑む意欲作の『徐福』は、強烈なインパクトをもたらすだろう。
2020年上半期の公開が待ち遠しい。
文=康 熙奉(カン ヒボン)