韓国の男子であれば、高校を卒業するころに一度は徴兵検査を受けています。原則的には、すみやかな入隊を促されるのですが、学業など各人に事情があり、原則的に入隊延期が可能な場合が多くなっています。
兵役等級の種類
徴兵検査では、精神鑑定の他、身体検査と健康状態のチェックを細かく行ない、最終的に兵役等級が決まります。
兵役等級は7級まで分かれています。細かくは以下の通りです。
・1級から3級~現役兵
・4級~補充役
・5級~第二国民役
・6級~兵役免除
・7級~再検査
具体的に見てみましょう。
1級から3級までは何も問題がなく、すぐに兵役に入ってくださいという人です。
4級は補充役と言いまして、「現役兵として軍隊に行けるが、今は軍隊に人がいっぱいいるから無理して行かなくていいという人」です。この人たちは社会服務要員(役所などの公的機関で働く人)になります。
5級の第二国民役は、「現役兵は無理だが、戦争が始まったら料理を作ったり物を運んだりしてほしいという人」です。いわば、戦時の後方支援要員です。
6級は兵役免除で、完全に軍隊が無理で兵役をやらなくていい人たちです。
7級は再検査対象で、時間を置いてもう1回検査をします。(ページ2に続く)