「国防の義務を果たしたかった」
やはり、入隊前に再検査を受けるべきであり、それを怠ったという意味ではソ・イングクにも過ちがあったに違いない。ただ、彼は楽観的に「この程度なら軍の服務も大丈夫だ」と思ってしまったのであり、一部にある「意図的に病状を放置していた」というわけではないであろう。
なぜならば、彼はコメントの中でこう語っている。
「俳優として、歌手として堂々と現役で入隊したかったし、国防の義務をしっかりとやり遂げたかったのです」
この心境にまったく偽りはないと思われる。
芸能人が国防の義務をしっかり果たさないと、その後の芸能活動に大きく支障をきたすのは間違いないことだし、ファンからの信頼も得られない。そういう意味では、人気が落ちる一番の原因になってしまうわけで、ソ・イングクが兵役を回避したいという気持ちを少しでも持っていたとは到底考えられない。
彼が自分で告白しているように、現役兵として立派にやり遂げたかったはずだ。ただ、事情が入隊してから変わったのである。
ソ・イングクは次のように述べている。
「最初の面談のときに、小隊長様から『痛いところがあれば、あらかじめ言いなさい』と伝えられましたし、検査を受けた日に『痛いところがある人は手を挙げろ』という声があり、『足がちょっと不便なんです』と伝えました」
この点について説明してみよう。(ぺーじ3に続く)