韓国ドラマには様々な魅力がありますが、特に視聴者から高い評価を受けているのがセリフの素晴らしさです。そんな名セリフをこれから定期的に紹介していきます。第1回目は『ごめん、愛してる』と『応答せよ1997』からピックアップしました。
◆『ごめん、愛してる』第16話
「愛しています、お母さん。ほんの一瞬でも、あなたを愛さなかった時はありませんでした。お母さん、産んでくれてありがとう」
日本でもリメイク版が作られた珠玉の名作『ごめん、愛してる』。その第16話に出てくる感動の名セリフです。
生後間もなく捨てられたムヒョク(ソ・ジソブ)。歌手ユン(チョン・ギョンホ)の母ドゥリ(イ・ヘヨン)は、そのムヒョクが自分の息子だと気付かないままラーメンを作ります。
最初で最後の母の手料理を泣きながら食べるムヒョク。ユンの家を後にする時、窓の向こうにいる母の姿を見ながら、ひざまずいて深々と挨拶をするムヒョクの心の中のセリフがとてもいいのです。
ムヒョクの切ない表情が涙を誘います。ムヒョクが食べた器を片付けながら、わけもなく涙が止まらないドゥリの姿も印象的でした。(ページ2に続く)