彼ほどの才能があれば
チャン・グンソクは、将来の展望として、いずれ映画監督になりたいというビジョンを持っていることだろう。
韓国において映画監督は、他のどの国よりも特別な尊敬を受けている。大衆芸能の頂点に位置する存在、と言っても過言ではない。
その頂点をめざすことは、人生最大のやり甲斐でもある。
大学院で映画の演出を研究しているチャン・グンソクが、映画監督をめざしていないとは、とうてい思えない。
彼ほどの才能があれば、めざすことが「必然」とも言える。
その点で、世界の映画界はどうなのか。
監督兼俳優で成功しているのは、クリント・イーストウッドとロバート・レッドフォードである。
彼らは俳優として活躍しながら、40代くらいから監督業に進出し、名作を演出して名声を博してきた。(ページ3に続く)
チャン・グンソク主演『テバク~運命の瞬間(とき)~』の時代背景がわかる!