当面は治療に専念
ソ・イングクは5級の判定を受けたわけだが、このことをソ・イングク自身はどのように受け止めているのだろうか。
おそらく、とても残念に思っているはずだ。
彼は、現役兵として兵役を全うする強い意志を持っていたし、そのために第5師団の新兵教育隊に入隊したのである。
それが、左足首の怪我によって、現役兵としての軍務が不可能になってしまった。さらに、第二国民役ということで、平時での兵役が免除扱いとなった。本人が望んだことではないが、左足首の怪我はそれほど重かったということだ。
最終的にこの結果になった以上、ソ・イングクも現実を受け入れて、当面は左足首の治療に専念していくことになる。
文=康 熙奉(カン ヒボン)