キムチなくして韓国料理は語れない!

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食物繊維の宝庫

韓国でキムチは単なる漬物ではなく、独立したおかずとしても重要視されている。キムチがあればご飯をどんどん食べられるというわけだ。
オリンピックに出場する選手たちが外国にまでキムチを大量に持ち込むのは、食欲増進材としてのキムチが欠かせないからだ。しかも、白菜だけでなくあらゆる野菜をキムチにできるし、常食材として大量に作って保存しておくこともできる。その応用範囲の広さといい、その重要度といい、キムチは韓国料理で最も重要な食べ物ということができるだろう。
特に、キムチを漬け込むときに唐辛子を大量に使うために、その唐辛子に含まれるカプサイシンがキムチには豊富に含まれる。
また、ビタミンAの含有量が多いのも特筆すべきことだ。




そうした栄養素の他に、野菜なら何でもキムチに漬けられるというのも大きなメリットだろう。
つまり、キムチは野菜を多く取るための手段にもなるのだ。実際、韓国人はキムチを通して多くの野菜を食べる。
白菜、大根、青菜など、野菜を材料とするだけにキムチは食物繊維の宝庫といえる。
さらに、前述したようにキムチには大量の乳酸菌が含まれているので整腸作用に抜群の効果を発揮する。韓国には腸が丈夫な人が多い、と言われるのも、キムチを常食にしているからだ。
しかも、アミ、イカ、カキなどの魚介類を薬味として使用するために、ビタミン類が豊富に含まれている。(ページ3に続く)

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