周囲がよく見えている
もし、テギョンが個人で活動していたならば、もっと早く兵役に入っていただろう。しかし、2PMというグループで活動している以上、自分の意志だけで決定を下すわけにはいかない。やはり、グループの中で活動するという制約を受けなければならないのだ。
それによってテギョンの兵役入りが遅れたわけだが、腰の手術を2回受けてまで現役兵にこだわった彼は、入隊が遅くなったことにも悩んだのだろう。
「多くの方に申し訳ないと思っています」
その言葉は、彼の心中を率直に物語る。
「多くの方に」と対象を広げているように、2PMの仲間とスタッフ、そして、ファン、さらには韓国の国民に向けて、テギョンは「申し訳ない」と言っているのだ。
彼は本当に、周囲がよく見えているナイスガイだ。
文=康 熙奉(カン ヒボン)