広がってきた世界
ヒョンビンとソン・ジュンギは、もともとが柔らかいイメージを持った俳優だった。しかし、彼らは兵役後の復帰作で骨太な男を堂々と演じて成功し、自らの演技力に多彩な面を付け加えた。
ユンホの場合は、ヒョンビンとソン・ジュンギのように俳優を専業にしているわけではない。
もちろん、過去にいくつかの作品に出演して、堅実な演技が好評を博している。しかも、兵役の21カ月間に今までの人生とはまったく違う経験をたくさん積み重ねて、見えてきた世界も広がったはずだ。
それらのキャリアは、かならず演技力に反映されるだろう。つまり、俳優活動に本腰を入れるという選択肢もありうるのだ。
しかし、ユンホは除隊時の記者会見やファンの前での挨拶で、チャンミンと一緒に東方神起を盛り上げていくことを表明している。
あの発言を聞くかぎり、今後もユンホは東方神起の活動を主軸に考えていくだろう。その結果、俳優としての活動は「時間が許すかぎり」という範囲に落ちつく。(ページ3に続く)