朝鮮王朝では「王位継承をめぐる骨肉の争い」が多かった

このエントリーをはてなブックマークに追加

非道な国王や王妃

その2。
ドラマ『王女の男』で描かれたように、わずか11歳で即位した6代王・端宗(タンジョン)から叔父の首陽大君(スヤンデグン)が王位を奪い取った。
首陽大君は7代王・世祖(セジョ)となり、反対勢力を駆逐して、端宗さえも死罪にしている。
なんとも非道な男だった。
しかし、彼は朝鮮王朝の法律を体系化するという大仕事をやりとげている。




その3。
11代王・中宗(チュンジョン)はドラマ『宮廷女官 チャングムの誓い』によく出てくる王だが、彼の三番目の正室だった文定(ムンジョン)王后は、義理の息子にあたる12代王・仁宗(インジョン)を毒殺した疑いをかけられている。
朝鮮王朝27人の王の中で毒殺されたと噂されるのは6人ほどだが、仁宗の場合がもっとも可能性が高い。
事実であれば、文定王后ほどの悪女は他に朝鮮王朝にいなかった。(ページ3に続く)

ページ:
1

2

3

関連記事

  1. これが朝鮮王朝の大事件!

  2. 朝鮮戦争はどんな戦争だったのか(現代史編)

  3. 韓国で芸能人が卑下されてきた歴史的な背景とは?

  4. 韓国はなぜ日本の植民地になったのか/一問一答編1

  5. 儒教は朝鮮王朝をどう変えたのか(後編)

  6. 今の韓国で朝鮮王朝は「思い出の揺りかご」なのか?

  7. 朝鮮半島はなぜ南北に分断されたのか(2020年版)

  8. 朝鮮王朝の「経国大典」を知っていますか?

  9. 『朝鮮王朝実録』は果たして真実を書いているか

PAGE TOP