「食の都」で「芸術の都」
全羅道というのは、朝鮮半島でも最大の穀倉地帯。肥沃な平野が広がっている地域なのである。
その恩恵を受けて、光州は「食の都」として有名だ。大阪のように「食い倒れの街」なのである。
とにかく、食べるものがみな美味しいが、特にスープ類がいい。
名物なのが「コンナムルクッパ」。これは豆モヤシがたっぷり入ったクッパだ。
光州のどの食堂でも、朝からコンナムルクッパを食べる人たちが多い。味わい深くて身体が温まるので、二日酔いをさますにも最高だ。
光州を訪ねたら、ぜひコンナムルクッパを食べてみよう。
さらに、光州は「芸術の都」でもある。韓国美術界で最大の展示イベントである「光州ビエンナーレ」を長く開催してきた実績がある。
また、光州はパンソリ(韓国の民謡)や東洋画の名人を多く輩出しており、アーティストを生み出す風土だ。ユンホもそうした伝統を受け継いで育った。(ページ3に続く)