チャン・グンソク主演『テバク~運命の瞬間(とき)~』の時代背景がわかる!

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興味深い時代

悲劇的なことに、永寿君という長寿を思わせる名前を持った王子は、わずか2カ月あまりで早世してしまった。
これは歴史上の話なのだが、実は永寿君は亡くなったのではなく捨てられたのだ、という設定にしているのが『テバク~運命の瞬間(とき)~』なのである。
あくまでもドラマの中での話だが、捨てられた理由が「粛宗は永寿君が自分の子供ではないと疑念を持った」からだという。




ありそうな話だ。というのは、淑嬪・崔氏は粛宗の側室でありながら、別の愛人がいるという噂が当時も宮中に起こっていたからである。
謎めいた女性だった淑嬪・崔氏。彼女が産んだ長男が捨てられて、最下層の身分として育てられてイカサマ師になる……それが『テバク~運命の瞬間(とき)~』の主人公となるテギルなのだ。演じるのはチャン・グンソクである。
実際に、張禧嬪、粛宗、淑嬪・崔氏が生きた頃というのは、朝鮮王朝の中でもドラマとして一番再現されている。それだけ興味深い時代であり、『テバク~運命の瞬間(とき)~』はまさに、そんな当時を時代背景にしている。

文=康 熙奉(カン ヒボン)

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