貞明(チョンミョン)公主の生涯5!『華政』(ファジョン)の主人公

このエントリーをはてなブックマークに追加

大義名分が必要だった

綾陽君は苦悩した。
彼はクーデターを成功させたが、光海君に政治的な失敗があったわけではない。むしろ、光海君は善政を行なっていたと言っても過言ではなかった。
そんな光海君を王宮から追放すれば、ただの反逆と受け取られかねない。それだけに、綾陽君は大義名分がほしかった。
その大義名分とは、仁穆王后に「光海君は兄弟たちを殺し、正統的な王でない」と宣言してもらうことだった。




つまり、仁穆王后のお墨付きがほしかったのだ。そのためには、仁穆王后の意向には逆らえない。
しかし、光海君を斬首にするというのは別の話だった。そんなことをすれば、クーデターこそが非道のそしりを受け、新しい王位は批判にさらされるだろう。
どうすれば、いいのか。
綾陽君は必死に仁穆王后を説得した。(ページ4に続く)

貞明(チョンミョン)公主の生涯6!『華政』(ファジョン)の主人公

歴史解説!仁祖(インジョ)と貞明(チョンミョン)公主の確執
https://goo.gl/Imwzll

光海君(クァンヘグン)を追放した仁祖(インジョ)に大義名分はあるのか?
https://goo.gl/q7WhBu

固定ページ:
1 2

3

4

必読!「ヒボン式かんたんハングル」

「韓流ライフ」というジャンルの中に、「ヒボン式かんたんハングル」というコーナーがあります。ここには、日本語と韓国語の似ている部分を覚えながら韓国語をわかりやすくマスターしていく記事がたくさん掲載されています。日本語と韓国語には共通点が多いので、それを生かして韓国語の習得をめざすほうが有利なのです。ぜひお読みください。

ページ上部へ戻る