『朝鮮王朝実録』は果たして真実を書いているか

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朝鮮王朝の歴代王の言動を詳しく記した正史の『朝鮮王朝実録』。原文は漢文で、現代の韓国人も読めるようにハングルに翻訳されているが、そのハングル版を毎日100ページずつ読んでも、すべてを読破するのに4年半の歳月がかかると言われている。

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どこまで客観的なのか

『朝鮮王朝実録』は文章量があまりに膨大なので、朝鮮王朝の歴史を研究する学者でないかぎり、全編を読み通すのは至難の業ではないだろうか。
その中身はどうなのか。
建前で言うと、『朝鮮王朝実録』はときの王でさえも記述に介入できなかったとされているが、実際には内容が特定の人物の利益に偏っている場合が少なくない。




結局は、対象となった王の支援者がどれだけ執筆に関わっているかで内容もかなり左右されていたと言える。正史とはいえ、どこまで客観的に書かれているか疑問なのだ。(ページ2に続く)

朝鮮王朝おどろき国王列伝1/光海君〔クァンヘグン〕・前編

朝鮮王朝おどろき国王列伝2/光海君〔クァンヘグン〕・後編

朝鮮王朝おどろき国王列伝3/仁祖〔インジョ〕

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