42年前の悲劇が崔順実事件の始まりだった

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韓国を揺るがす大スキャンダルに発展した崔順実(チェ・スンシル)事件。次々に発覚する新事実は崔順実容疑者の権力欲にまみれた姿を浮き彫りにするが、彼女がここまで朴槿恵(パク・クネ)大統領に近づけたのも、その父親の強い影響があったからだった。

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きっかけとなった事件とは?

韓国や日韓関係に関する優れた著書をいくつも書いている大島裕史氏のコラムを読んでいると、『実録KCIA~南山と呼ばれた男たち』(金忠植著/鶴眞輔訳)という本を取り上げていた。




この本は韓国で1992年に発行されてベストセラーになった有名な書籍だが、同書に崔順実容疑者の父親である崔太敏(チェ・テミン)のことが出てくる。
崔太敏が若き日の朴槿恵大統領と知り合ったのは、1974年8月15日に起きた悲劇がきっかけだった。(ページ2に続く)

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