使命をわきまえた軍楽隊員
今のユンホの立場は「歌手」ではなく「兵士」である。
来年の4月20日までは、その立場を堅守しなければならない。
しかし、ユンホには彼しかできないもう一つの役割がある。
それは、対民支援(軍隊が民間を支援する活動を行なうこと)で大いに活躍することである。
ユンホが所属する26師団はソウル北方の楊州(ヤンジュ)市に駐屯している。ここは基地の町であり、地元住民には複雑な感情を持つ人が多い。
その感情を少しでも和らげようと、26師団の軍楽隊は楊州市での公演活動に力を入れている。
ユンホほど、その使命をわきまえて尽力した軍楽隊員は他にいなかっただろう。(ページ4に続く)