康熙奉の朝鮮王朝秘話!英祖と思悼世子の確執2

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反乱の首謀者?

英祖は、重臣たちに対して詳細に調査せよと命じた。

そのとき、領議政(ヨンイジョン/総理大臣)の洪鳳漢(ホン・ボンハン)がこう言った。

「東宮におかれましては、普段から怖がってオドオドする癖がありますので、こんな告発を聞いたら、とうてい平常心を保てないでしょう。できるだけ静かに行ないたいと思います」

英祖もこの意見に同調した。

洪鳳漢はすみやかに思悼世子のもとに出向いた。




彼は思悼世子の岳父である。自分の娘が思悼世子の正妻なのだ。それだけに、洪鳳漢が思悼世子の肩を持つのが当然と思えるのだが、事実はちょっと違っている。老論派に属する彼にはさまざまな思惑があったのである……。

それはともかく、洪鳳漢から“反乱の首謀者として告発されている”ことを聞いた思悼世子は驚愕し、あわてて英祖のもとにやってきた。それが亥(い)の刻(午後9時頃から11時頃の間)だった。

思悼世子が英祖に謁見する前に、洪鳳漢が英祖にこう上奏した。

「東宮を罪人のようにみなしては決していけません。なにとぞ穏やかに……」

英祖はゆっくりとうなずいた。(ページ3に続く)

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