追憶の中の韓国紅葉紀行4

このエントリーをはてなブックマークに追加

200-3

氷河期が終わって孤立した済州島

実は、現在の朝鮮半島に住む人々の原型は、東北アジアに広く分布していたモンゴロイド系の人々である。後にツングースと呼ばれた狩猟民族と考えればいい。その種族は氷河期に暖かい土地を求めてひたすら南下した。

「遠いところに高い山がある。あそこまで行こう」




当時は済州島も朝鮮半島と陸続きだから、漢拏山の麓まで辿り着くことも可能だった。そうやって多くのモンゴロイド系種族が最南端で定住するようになった。

ところが、氷河期が終わって水位が上がり、済州島は離島として孤立した。もはや他の種族が漢拏山まで南下することができなくなった。こうして先に最南端に達した人たちが済州島の先住民となったのである。

そして、1万数千年後の現在に至っている。(ページ3に続く)

ページ:
1

2

3

関連記事

  1. 康熙奉の「韓国のそこに行きたい紀行」珍島1/韓国で3番目に大きい島

  2. 韓国・南西岸への旅11「青山島に到着」

  3. 康熙奉の「韓国に行きたい紀行」済州島4/ウェドルゲの露店

  4. 韓国の済州島にぜひ行ってみたい!

  5. 韓国・南西岸への旅14「一面の菜の花畑」

  6. 康熙奉の「韓国のそこに行きたい紀行」青山島6/港に到着

  7. 康熙奉の「韓国のそこに行きたい紀行」青山島3/船内の人々

  8. 追憶の済州島紀行11「耽羅国の歴史」

  9. 夏こそ行きたい!韓国南部の旅5

PAGE TOP