あの日のキム・ナムギル!忘れられない言葉

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ドラマや映画の制作発表会では、主演の俳優が作品の魅力について語るが、それだけでなく、自分の人生を思慮深く語るときもある。そういう意味では、2013年5月21日にソウルで開催されたドラマ『サメ~愛の黙示録~』の制作発表会が忘れられない。そのときのキム・ナムギルの言葉は、味わい深い知性を如実に物語っていた。

『サメ~愛の黙示録~』制作発表会でのキム・ナムギル(2013年5月21日に撮影)

『サメ~愛の黙示録~』制作発表会でのキム・ナムギル(2013年5月21日に撮影)

心の傷をどう表現するか

キム・ナムギルは『善徳女王』のピダム役、『赤と黒』のゴヌク役で日本でも大人気になった。

その他の作品を見ても、陰のあるキャラクターを演じることがとても多い。その点について、彼はこう語った。

「もちろん明るい役を演じてみたいですし、ロマンチックな役もこなせると思っていますが、これまで演じたキャラクターのように、幼い頃から心の傷を抱えている役に惹かれてしまいます。それぞれの役によって心の傷が違うので、それをどう表現するかいつも悩みます。また、作品ごとに違う演じ方をしなければならないので、そのあたりは苦労しますが、今はいろいろなことを考えながら役作りをしています」




キム・ナムギルはわかっている……心の傷をどう表現するかで俳優の真価が問われるのだ、と。

それだけに悩みが深いのだが、彼はとことん考え抜いて、役になりきっている。その姿がファンの共感を呼んでいるのだ。(ページ2に続く)

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