第12回/ウォンビン(中編)
2015年5月に女優のイ・ナヨンと結婚したウォンビン。彼は1977年なので今年で数え40歳になる。それでも、若々しいイメージがずっと残っている。それが俳優としての弱みにつながることもあるのだ。
インタビューしづらい俳優
あるインタビューで、ウォンビンは「今まで演じてきた役の中ではあまりにも弟の役が多かった」と指摘されると、こう答えた。
「自分の中では、誰かを守り世話をしたいという想いが大きいと思います。なぜこんなイメージが強くなったかはしりませんが、映画の中ではいつも誰かが僕を守ってくれていたんです。これからは僕が誰かを守るという作品に出たいと思っています。でも、またも末っ子やいたずらっ子の弟などの役の話ばかりが来ますよ(笑)」
実際のウォンビンの性格は、もっと男性的だ。広く知られてはいないが、彼はテコンドーの公認3段であり、モーターサイクルとカーレーシングを趣味にしている。また、写真を見た読者もいるだろうが、ウォンビンは一時インターネットで話題になったほどすばらしい筋肉質の体型をしている。
そして、記者たちが最もインタビューしづらい俳優の1人に選ぶほど無口で、芸能人の友だちはあまりいないという。数少ない親友のカン・ドンウォンと親しくなった理由が、お互い無口で一緒にいても話をしなくてもいいからだった。(ページ2に続く)