中華圏でも人気俳優に!
最終的に、チ・ジニが『宮廷女官 チャングムの誓い』に起用されたのは、強さと優しさを併せ持った彼のキャラクターが、ミン・ジョンホ役とよくマッチしていると判断されたからだ。
しかし、それだけではなく、人間性の良さが長期にわたる難しい撮影にふさわしいと思われたことも事実だった。
実際、『ラブレター』の制作スタッフの推薦は、本当にマトを得ていた。
女官の世界を描いた歴史ドラマの中で、男性の出演陣はサブ的な扱いとなったが、その中でもチ・ジニの演技は光っていた。
このドラマが香港、台湾、中国で放送されるやいなやチ・ジニの人気も中華圏で一気に高まった。
2004年11月、チ・ジニは6年間付き合っていたグラフィック・デザイナーのイ・スヨンさんと結婚した。
「彼女は、6年間も僕の心をワクワクさせてきた魅力的な女性です」
新婦を評してチ・ジニはそう言った。
けれども、幸せな新婚生活を過ごしている時間的な余裕はなく、すぐに台湾のドラマに出演。中華圏での人気を不動のものとした。(ページ3に続く)