東方神起ユンホが熱演した「大韓民国 愛 コンサート2016」鑑賞ルポ(後編)

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ユンホの進化が止まらない

前の席の初老の女性が驚いて周りを見回していた。
もう完全にユンホの単独コンサートのようになった。興奮した熱いものがあちこちから噴き出して、熱気があっという間に会場全体を包んだ。
ユンホは現役の軍人なので、当然髪は短い。
芸能人ならなんとなく長めにしたりする人もいるのだが、ユンホはこの日も清々しいほど短い坊主頭だ。
曲に合わせた衣装も大げさなメイクもヘアメイクも特別な舞台装置も何もない。そのままのユンホがいるだけだ。




しかし、なんの装飾もないからこそ、ユンホの情熱やステージに懸ける真剣さがストレートに客席に伝わってくる。
ブルムリ神起や先ほどのような群舞では決して自分だけが目立つのではなく、他のメンバーも引き立つように全体の調和を俯瞰的に見ているのだろうと思うのだが、ソロではほとばしるような何かを身体中から「これでもか!」と発散させる。
ユンホが入隊してからソロステージをしたのは、昨年11月3日の龍仁(ヨンイン)市、今年6月15日の群山(クンサン)市の軍の行事に招待された時、そして今回が3度目である。
すべてのステージを見て思ったのは、ユンホの進化は止まらないということだ。龍仁の衝撃は一生忘れないと思うが、いつも期待を超えたものを見せてくれる。(ページ4に続く)

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