東方神起ユンホはなぜ「大韓民国の息子」と呼ばれたのか

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面倒見がいい先輩

ユンホは1986年の生まれだが、韓国では1980年代の中盤から後半に生まれた人たちは「N世代」と称されている。これは「ネットワーク世代」の略語である。

この世代は、ネット社会の発展と共に成長してきた。それだけに、インターネットは絶対に欠かすことができないツールだ。むしろ、それを生かすことで情報発信力を高め、知的好奇心を強化している。

そういう意味では、韓国社会に新風を吹き込む存在であるのだが、その一方で社会の厳しい現実に直面している。

象徴的なのが「三放(サムポ)世代」と呼ばれていることだ。韓国では20代から30代前半の失業率が際立って高いのだが、そうした就職難によって就職・結婚・出産を早々とあきらめなければならないと言われている。つまり、大事な三つを放棄せざるをえないということで「三放世代」という言葉が生まれた。




このように、ユンホたちの世代は「N世代」と「三放世代」という2つの要素を持っているのだが、ユンホの特級戦士選抜というニュースが象徴するように、「努力して目標を達成する姿」というのは、若者に対する称賛の模範例になっている。

しかも、ユンホは後輩に対して面倒見がいいことでも有名だ。

この春にデビューした「NCT U」のジェヒョンは、ユンホについて次のように語っている。

「練習生のときから、ユンホ先輩は、アドバイスをたくさんしてくださいました。本当に細かい点についてはもちろん、ダンスも見てくださって……。その他にも、自分たちのステージでの姿についても、多くの助言をいただきました」

なんとも頼もしい先輩である。(ページ4に続く)

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