自分から報酬の要求はしない
……イメージの変身をはかっているわけですか。
「もちろんです。こういう表現が適切かどうかはわかりませんが、今よりはずっと精悍なイメージを与えたいですね」
……スクリーン進出を計画しているそうですが、出演作品は決まりましたか。
「まだ決まっていません。どちらにしても、今年の9月から撮影に入って、来年の1月か2月に公開されるような映画を考えています」
……出演作品の決定が遅れているのは、もしかしてギャランティーの問題のためでしょうか。
「その点に関しては、おかしな誤解があるようなんです。私は今まで芸能界にいても、一度もこちらから『これだけ欲しい』と要求したことはないんですよ。それに、映画界にとって私はヒヨコ同然なのに、自分からそんな要求ができるわけがありません。どの作品が俳優として自分の価値を十分に生かしてくれるのかを考慮しているだけですよ」
以上のようなインタビューだったが、ペ・ヨンジュンの重要な発言があった。「9月には撮影に入る映画を考えている」という部分だ。つまり、この発言の1カ月ほど後に映画撮影を始める計画を立てていたということである。
それだけ、『愛の群像』の撮影終了後のペ・ヨンジュンは映画進出を真剣に考え、それなりに作品選択に取り組んでいたわけだ。
しかし、残念な噂が広まっていたのも確かだ。
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