権力に翻弄される人々
この世の中で、悪と権力を切り離すことはできません。
人はなぜ、権力に翻弄されてしまうのでしょう。
このドラマにはお金のために権力に翻弄されざるを得ない人間たちがたくさん描かれています。
この世に生まれ持っての悪人はいません。
良心の呵責にさいなまれながらも、大切な家族を守るため黒い世界に手を染めていく人々。やらなければ、自分がやられるのです。
一番上に上り詰めなければ、結局どこかで捨てられるという悪のスパイラルに巻き込まれていく人々の苦悩は、見ているほうも緊張の連続です。
とにかく、単なる悪との戦いだけで終わらないのがこのドラマの特筆すべきところでしょう。
ペク・シユン(パク・シフ)が経営する「BARお隣さん」には様々ないわくつきのお客がいます。
カンジュン警察署の刑事イム・テホ(チョン・ソンハ)
万年就活生のチェ・チャンギュ(イ・スヒョク)
シナリオ作家志望のペ・ジョンヨン(少女時代ユリ)
こういう人たちが、ペク・シユンの正義感溢れる温かい人柄に触れ、次第に団結するようになっていきます。
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