理想的な“優しさ”
ウヨンは『ドリームハイ』に出演して何を得たのだろうか。
2011年8月にテギョンと一緒に来日したウヨンは、記者会見で『ドリームハイ』についてこう語った。
「初めて台本を見たときは、ダンスが好きという部分が僕と似ているので気楽なところがありました。しかし、ダンスがとても上手くなければいけないというキャラクターでもあったので、少しプレッシャーを感じていました」
「演技は、僕にとって初めての挑戦なので難しかったです。ステージでパフォーマンスをするときも演技が必要なので、そういうところが役に立ちました」
もともと多彩な才能を持っていたウヨン。『ドリームハイ』に出演したことで、演じるというパフォーマンスも磨かれた。
『ドリームハイ』から3年後、バラエティの『私たち結婚しました』でパク・セヨンと仮想夫婦を演じた。愛らしいカップルとして評判を読んだが、そのときのウヨンを見ていて、心がなごんだ人も多いことだろう。韓国の女性から見れば、理想的な“優しさ”をかもしだしていた。
(文=康 熙奉〔カン ヒボン〕)