現役兵にこだわる
実は、テギョンが『ドリームハイ』で扮したチン・グクという役は、父親と不仲だった。その点についてテギョンはこう語った。
「僕自身は父と関係が良くて幸せなので、そこがチン・グクと違うと思いました。彼も父の愛に気づけば、きっと成長できたと思います」。
つまり、家族の愛がテギョンの成長を支えていたのである。
彼はアメリカの永住権を持てる立場なので、希望すれば兵役を免除される。外国の永住権を保持していると兵役の対象にならないからだ。
それでも、テギョンは自ら韓国男子の義務を果たしたいと語っている。
ただし、彼には腰の持病があって、最初の徴兵検査で「現役兵ではなく社会服務要員(公益勤務要員)」と判定された。軍務の代替制度として役所などで働くのが社会服務要員であり、普通は喜ぶ人が多い。
テギョンの場合は違った。
彼は現役兵にこだわり、腰の手術を2回も行ない、再度徴兵検査を受けて現役兵の判定を受けている。
誰もが社会服務要員での軍務代替を希望するのに、テギョンはそうしなかった。
彼の生年月日は1988年12月27日である。
兵役専用の年齢計算では今年の1月1日から12月31日までが28歳となる。来年は1月1日から29歳という扱いになる。
なぜ、そうなるのか。根拠を説明しよう。(ページ3に続く)