「芸能兵」はなぜ廃止されてしまったのか

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国民の怒りを買ってしまった

芸能兵への不満が高まる状況の中で、不祥事が相次いだ。

2012年の年末には服務中のRain(ピ)がキム・テヒとのクリスマスデートや、禁止されている携帯電話の所持、さらに、広報活動で済州島に遠征した際に豪華スイートルームに宿泊していたことがスクープされた。

軍服務中は格安のモーテルに泊まることすら許されない。近隣の軍施設に宿泊するのが大原則である。軍施設以外での宿泊は外出と判断されるからだ。当然、韓国内での芸能兵への風当たりは強くなる一方だった。




2013年6月、芸能兵制度を終焉に導いた事件が起きた。

韓国のテレビ局SBSの人気番組『現場21』が、『チョン・ジフン(Rain)以降、芸能兵の服務実態はどう改善されたのか』というロケを敢行したのだ。番組スタッフは事前調査の結果、複数の芸能兵が広報活動後に、部隊に戻らないで歓楽街にいるという情報をつかんでいた。

『現場21』は現場を抑えようと突撃リポートを敢行。歓楽街のモーテルで、人気歌手SE7EN(セブン)を中心に複数の芸能兵たちを発見した。

彼らは兵役中にも関わらず、私服に着替えて堂々と携帯電話を使用。酒を飲みながら焼き肉を楽しむなど、明らかな軍規違反を行なっていた。

『現場21』の放送による韓国人の怒りは凄まじく、連日国防省には芸能兵に関する苦情や実態を明かせというクレームの電話が鳴りやまない状況が続いた。(ページ3に続く)

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