「言葉の貴公子」チャン・グンソクの魅力

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ありのままの自分でありたい

チャン・グンソク2

表情に自信がみなぎっている2012年のチャン・グンソク(写真/「ロコレ」編集部)

2011年11月26日、チャン・グンソクは東京ドームで公演を行ない、その中でこう述べた。

「最近注目されるようになって誤解されることも多いですね。ずっと愛されるためには、言いたいことを少し我慢しなければならないのかな、と。だけど、僕はチャン・グンソクですから、誰が何と言おうと自由人のままで言いたいことを言って、これまでやってきた通りにやります。真心は通じると信じているから。ここには、僕の心をわかってくれる人たちがこんなにいるんだから……」

その2日後、やはり東京ドーム公演でチャン・グンソクは、2008年に開催した日本で初めてのファンミーティングについて語った。

「あのとき、2000席で満席にならなくて1500人と遊びました。そのときもずっと考えていました。チャンスがあったら、絶対に東京ドームで公演したい、と。ここで公演することが夢でした。それが今日は夢ではなく、本物になっちゃった。もちろん、今までの時間があって今日があります。日本で初めて『美男<イケメン>ですね』が放送され、そのときからアジアで“ちょっと、ちょっと、ちょっと”だけ人気が上がり、東京と大阪で公演をしたときは満席になりました。すごくうれしかったです。今でも、まだ夢みたいです。僕の夢を助けてくれて、本当にありがとうございます」




ファンへの感謝を口にしたチャン・グンソク。念願の東京ドーム公演を成功させて感無量だったことだろう。

彼は2012年11月下旬には、さいたまスーパーアリーナで3日間にわたってアジアツアーを行なっている。トークタイムではこう語った。

「1年前に『人気はバブルみたいだと思います』と言っていました。自分の人気より、自分がやりたいことを探していたほうが、完全にチャン・グンソクみたいな人間だと思います。前のバレンタインデーのときに、ウナギたちと一緒にパーティをしたことがあったんです。そのときから時間が流れて、おじいちゃんやおばあちゃんになってもバレンタインデーにチョコレートや飴をあげて関係を作りたいんだけど、できるかな?」

ファンはもちろん「できる」と大きな声で答えていた。

この頃までのチャン・グンソクの発言は自由奔放だった。彼はありのままの自分であろうとしたし、それがパワーとなってファンを引きつけた。(ページ3に続く)

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