イ・ジュンギはなぜブラックリストに名前が載ったのか

イ・ジュンギ
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強圧的な保守政治

さらに言うと、イ・ジュンギは2007年に映画『光州5・18』に主演している。この映画は軍事政権時代の1980年に起こった民主化運動の象徴のような大事件を描いているのだが、強圧的な保守路線を敷いた李明博政権は、民主化を扱った映画に出たイ・ジュンギを要注意人物とみなしたのかもしれない。




いずれにしても、イ・ジュンギに非があるわけではなく、自由な言論を抑えようとした李明博政権に一方的に名指しされただけなのである。
日本とは違って韓国では政治的な発言をする芸能人が少なくない。そうした世相の中で、2008年から9年間続いた強圧的な保守政治(李明博政権と朴槿恵政権)は、政府に批判的な姿勢を示した文化人と芸能人をリストアップして圧力をかけようとした。
しかし、朴槿恵政権時代の不正がこれだけあぶりだされている現在においては、むしろブラックリストに名前が載ったことは、少なからぬ名誉であるかもしれない。
なお、イ・ジュンギ以外にも、『冬のソナタ』でキム次長を演じたクォン・ヘヒョや、『太王四神記』でペ・ヨンジュンと共演したムン・ソリも、イ・ジュンギと同様に李明博政権時代のブラックリストに名前が載っていたという。

文=康 熙奉(カン ヒボン)

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