韓国ドラマの痛快な特長1/主役2人の年齢差

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韓国ドラマは、スピーディーな展開が持ち味。とにかくエネルギッシュだ。しかし、後半に入ってから失速するドラマが意外に多い。人間関係の描き方が雑になったり、クライマックスに向けて無理やりストーリーの帳尻を合わせてきたり……。

『気象庁の人々:社内恋愛は予測不能?!』の主役カップルは20代の男優と30代の女優だ




どこに焦点を合わせるか

子役のときから主人公の生い立ちを細かく描いて1人の人生を長く取り上げるのが韓国ドラマの定番である。
とはいえ、子役時代はすごく面白いけれど、クライマックスまでそれが持続しないこともよくある。制作が大変すぎて最後までエネルギーが続かないのか、ちょっと雑になる傾向があるのだ。
クライマックスも、突発的な終わり方をするものがある。最終回をじっくり練ってこれでいこう、というのではなくて、『時間切れだからこれでいくしかない』という感じなのだ。
『小説は書き出しの1行、エッセイは最後の1行』という言い方があって、そこが一番大事なところだという表現があるが、韓国ドラマは完全に書き出しを重視するタイプかもしれない。とにかく、最初の勢いを大事にするのだ。
また、ドラマを作るときに、男女のヒロインを演じる俳優の年齢バランスをあまり考えない傾向がある。




特に、20代の男優と30代の女優が恋人を演じることがかなり多い。つまり、「姉さんヒロイン」がドラマの設定でよく登場するのだ。
日本だと主役男女の年齢差を相当気にする傾向がある。特に、女性が年上の場合はそんなにないかもしれない。
その点で、韓国ドラマの主演キャスティングでは「年齢差」をあまの気にしないところがある。

構成=「ロコレ」編集部

韓国ドラマの痛快な特長2/対立するエネルギー

韓国ドラマの痛快な特長3/登場人物の描写

韓国ドラマの痛快な特長4/重宝される屋根部屋

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