韓国tvNで最高視聴率を獲得した『涙の女王』。2024年の韓国ドラマを代表する最高傑作となった。キム・スヒョンとキム・ジウォンという主役コンビがすばらしかった。また、共演陣の顔ぶれも多彩だった。
夫婦の危機と再び始まる恋物語
『涙の女王』は、財閥クイーンズグループの3世としてデパート部門を仕切っているホン・ヘイン(キム・ジウォン扮)がヒロインだ。夫となっているのが、龍頭里(ヨンドゥリ)の里長の息子のペク・ヒョヌ(キム・スヒョン扮)だ。この2人の夫婦の危機と再び始まる恋の物語を描いたのが『涙の女王』の質骨頂である。
そして、悪役として主人公2人を大いに惑わしたのが、ユン・ウンソン(パク・ソンフン扮)であった。彼は、希代の詐欺師だ。財閥家からすべてを奪い取った男であり、さらにヘインの愛を獲得しようとして狡猾に動いた。
果たして、余命宣告を受けて生命の脅威を感じたホン・ヘインが、どのように危機を乗り越えていくのか。そこに至る展開がとても興味深かった。
〔財閥家の人々〕
●ホン・ヘイン(キム・ジウォン)
●ホン・マンデ(キム・ガプス)/ヘインの祖父
●ホン・ボムジャ(キム・ジョンナン)/ヘインの叔母
●ホン・ボムジュン(チョン・ジニョン)/ヘインの父
●キム・ソンファ(ナ・ヨンヒ)/ヘインの母
●ホン・スチョル(クァク・ドンヨン)/ヘインの弟
●チョン・ダヘ(イ・ジュビン)/スチョルの妻
〔ヒョヌの実家の人々〕
●ペク・ヒョヌ(キム・スヒョン)
●ペク・ドゥグァン(チョン・ベス)/ヒョヌの父
●チョン・ボンエ(ファン・ヨンヒ)/ヒョヌの母
●ペク・ミソン(チャン・ユンジュ)/ヒョヌの姉
●ペク・ヒョンテ(キム・ドヒョン)/ヒョヌの兄
〔悪役〕
●モ・スリ(イ・ミスク)/ホン・マンデの愛人
●ユン・ウンソン(パク・ソンフン)/モ・スリの息子