新刊『韓国ドラマに深くときめく 1冊でつかむ韓国二千年の歴史と人物』(星海社)が重点的に取り上げているのは、「朝鮮半島で知るべき最重要な歴史と人物」である。そうした歴史と人物がスリリングに描かれている。
歴史的なスケールの大きさを再現
『韓国ドラマに深くときめく 1冊でつかむ韓国二千年の歴史と人物』は、長い歴史の中で三つの時期に注目している。それは、古代の三国時代(高句麗、百済、新羅)で言えば群雄割拠した6世紀、高麗王朝なら建国まもない10世紀、朝鮮王朝なら17世紀後半から18世紀末までの「粛宗からイ・サンまでの統治時代」などだ。こうした重要な時期の出来事をわかりやすく解説して、歴史的なスケールの大きさを再現している。
それと同時に、韓国の歴史を知るうえで欠かせない「究極キーワード」も解説している。それは「本貫」「儒教」「身分制度」「陰陽五行説」「食生活」といった韓国の根本になる重要事項ばかりだ。豊富な資料も一緒に掲載されている。
さらに、歴史上で実在した英雄や偉人にスポットをあてて、その人生を詳しく述べている。やはり、韓国の歴史で一番面白いのは傑出した人物たちの興味深いエピソードなのである。
【『韓国ドラマに深くときめく 1冊でつかむ韓国二千年の歴史と人物』概要】
〔書籍情報〕
書名/『韓国ドラマに深くときめく 1冊でつかむ韓国二千年の歴史と人物』
著者/康熙奉(カン・ヒボン)
発行/星海社
価格/1400円+税
〔内容〕
第1章 韓国の歴史をよく知るための「絶対キーワード10」
第2章 通史でよくわかる「王朝2000年の歴史」
第3章 英雄たちが躍動した「三国時代の人物」
第4章 逆風を耐え抜いた「高麗王朝の人物」
第5章 聖君から暴君まで「朝鮮王朝前期の人物」
第6章 幸福でない運命に操られた「朝鮮王朝後期の人物」
●年表/古代から朝鮮王朝までの王朝盛衰の記録