韓国におけるペット事情とは?

このエントリーをはてなブックマークに追加

 

日本ではペットブームで、ドラマの中にも犬や猫といった動物がたくさん登場しますが、韓国ドラマではペットが出てくる場面というのは、とても少ないようです。そこには、どんな事情があるのでしょうか。

これからはペットの出番が韓国ドラマで増えるかも




あくまでもイメージの問題

昔から韓国では、猫は「不幸を呼ぶ不吉な動物」とみなされる傾向がありました。そういう事情から猫は毛嫌いされることがとても多く、地方に行っても、野良猫はほとんどいませんでした。
また、韓国には「補身湯(ポシンタン)」と呼ばれる赤犬の鍋を食べる習慣が昔からありました。
今でも、この鍋を栄養食として食べる男性がたくさんいます。
このように、猫と犬のイメージが日本のように良くなかったのです。
そんなお国柄ですから、日本のように犬や猫をペットとして飼う家庭は少なかったのです。その結果、ドラマでも家庭で犬や猫を飼うという設定があまりありませんでした。
しかし、最近は状況が変わってきました。
ソウルでは、企業で働く独身女性を中心に、犬を飼うことが多くなりました。彼女たちの多くが高層マンションに住んでいることもあり、人気が高いのは室内で飼えるミニチュア・ダックスフント、マルチーズ、ヨークシャテリアなどの小型犬です。




また、大型犬の中ではシベリアンハスキーの人気が高いのですが、韓国のペットショップは小型犬だけを扱うお店が多いので、大型犬がほしい人は直接ブリーダー(飼い主や飼育者)に頼んでいるようです。
猫を飼う人は犬に比べるとまだ少ないようです。
けれど、ソウルを中心に徐々に増えてきました。
猫の場合も、飼い主になっているのは、マンションで1人暮らしをしている人が多くなっています。
韓国人の猫に対するイメージは、まだ決して良いとは言えないのですが、キティちゃんやドラえもんなど、日本の猫キャラクターは人気があります。動物としての猫とキャラクターでは、やはりイメージが違うようです。
これまでの食習慣やイメージを打ち破り、韓国でも徐々に広がりを見せるペット……これがブームとなって多くの人たちに波及すれば、韓国ドラマの中にもペットが登場するシーンが増えるのかもしれません。

文=「ロコレ」編集部

これでわかる「海兵隊」の現実!

スターとは常に腰が低い存在!

「釈放されて豆腐」の意味は?

必読!「ヒボン式かんたんハングル」

「韓流ライフ」というジャンルの中に、「ヒボン式かんたんハングル」というコーナーがあります。ここには、日本語と韓国語の似ている部分を覚えながら韓国語をわかりやすくマスターしていく記事がたくさん掲載されています。日本語と韓国語には共通点が多いので、それを生かして韓国語の習得をめざすほうが有利なのです。ぜひお読みください。

ページ上部へ戻る