気になる韓国生活13「歴史からどんな教訓を学ぶことができるのか」

このエントリーをはてなブックマークに追加

 

ソウルに行ったときは、光化門(クァンファムン)に近い旅館にいつも泊まっている。その旅館から街中に出るときには、李舜臣(イ・スンシン)の像の前を通る。その度に、ゆっくり像を仰ぐ。像の位置が高すぎて、すぐに首が痛くなるのだが……。

ソウルにある李舜臣の像




1590年に起きた話

李舜臣といえば、朝鮮出兵である。
彼は救国の英雄として朝鮮半島の歴史に燦然と輝いている。
しかし、李舜臣を讃えるだけでは歴史から教訓を得られない。私がいつも思い出すエピソードは韓国にとって苦いものなのだ。
それは、1590年の出来事である。
ほぼ天下統一を成し遂げた豊臣秀吉は、次に大陸に侵攻する意思を明確に持っていた。日本での不穏な動きを察知した朝鮮王朝は、秀吉の天下統一を祝賀するという名目で、偵察を目的とした使節を派遣した。
使節は日本に渡ったが、そのとき秀吉は小田原攻めの最中だった。使節一行は京都でしばらく待たされることになった。
待っている間に使節は、日本の国情をもっと冷静に調べ上げるべきだった。それなのに、ただ時を待っていたとしか思えない。




小田原攻めが終わった後に東北を回ってきた秀吉は、1590年の秋に京都に戻ってきた。ようやく朝鮮王朝の使節は秀吉と面会したが、外国の使節に対して秀吉の態度はかなり無礼だった。
(ページ2に続く)

気になる韓国生活1「韓国には老舗がほとんどない!」

気になる韓国生活2「食べ残す韓国、残さない日本!」

気になる韓国生活14「韓国の店員はお客を神様とは思っていない」

固定ページ:

1

2 3

必読!「ヒボン式かんたんハングル」

「韓流ライフ」というジャンルの中に、「ヒボン式かんたんハングル」というコーナーがあります。ここには、日本語と韓国語の似ている部分を覚えながら韓国語をわかりやすくマスターしていく記事がたくさん掲載されています。日本語と韓国語には共通点が多いので、それを生かして韓国語の習得をめざすほうが有利なのです。ぜひお読みください。

ページ上部へ戻る