『愛の不時着』ふたたび4/主人公ユン・セリ

このエントリーをはてなブックマークに追加

 

ヒョンビンとソン・イェジンが魅力的な主人公カップルを演じている『愛の不時着』。日本で韓国ドラマになじみがなかった人も、夢中になって見ていたドラマだ。今回は『愛の不時着』の見どころの中で、ソン・イェジンが演じるユン・セリにスポットを当ててみよう。

写真=tvN『愛の不時着』公式サイトより




最初は「つっぱりキャラ」

『愛の不時着』で、ソン・イェジンが演じたユン・セリというキャラクターは強烈だった。
財閥の総師を父親に持ったとはいえ、母親は愛人だったこともあり、異母兄弟とは仲が悪かった。
それだけに辛い境遇の中で育ったのだが、才能は抜群で仕事も完璧だった。
だからこそ、財閥の総師から後継者に指名されたわけだが、パラグライダーの事故で北朝鮮に不時着してしまう。
それによってヒョンビンが演じた北朝鮮将校のリ・ジョンヒョクと出会うことになった。しかし、ユン・セリはわがままな性格なので、勝手が違う北朝鮮でも奔放な言動を繰り返し、人間的にすばらしいリ・ジョンヒョクをとことん困らせてしまう。
本当に『愛の不時着』の前半は、ユン・セリのあり得ないような「つっぱりキャラ」が目立っていた。




しかし、彼女にも大きな変化が現れた。自分の困難な立場を理解せざるを得なくなり、リ・ジョンヒョクとの愛によって人間性も磨かれた。
そして、後半になってソウルに戻ると、相手の気持ちを十二分にわかってあげられる優い女性になっていった。
もう、初めの頃のユン・セリではない。
別人のようだった。
『愛の不時着』というドラマは、主人公のユン・セリの人間的な成長を大いに実感できるドラマだった。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

『愛の不時着』ふたたび1/ロケ地

『愛の不時着』ふたたび2/ヒョンビンの存在感

『愛の不時着』ふたたび5/ヒョンビンの変化

必読!「ヒボン式かんたんハングル」

「韓流ライフ」というジャンルの中に、「ヒボン式かんたんハングル」というコーナーがあります。ここには、日本語と韓国語の似ている部分を覚えながら韓国語をわかりやすくマスターしていく記事がたくさん掲載されています。日本語と韓国語には共通点が多いので、それを生かして韓国語の習得をめざすほうが有利なのです。ぜひお読みください。

ページ上部へ戻る