韓国社会のルールブック「第37回・ワカメスープ」

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食べてはいけない時期は?

これほど韓国の家庭で重宝されるワカメスープですが、絶対に食卓に出してはいけない時期があります。
それはいつでしょうか?
家庭に受験生がいるときです。
ワカメはツルツルしていて「すべる」というイメージがあり、韓国では「ワカメを食べる」というのは、「受験に失敗してしまった」という意味になることがあります。
ですから、受験の日はもちろんのこと、受験日が近づいてきたら、お母さんは受験生にワカメスープを食べさせてはいけません。妊娠や出産のときとはまったく逆のことが起きるのです。
ワカメとは逆に受験生に重宝されるのが水飴です。粘り気があって「くっつきやすい」という印象があるので、「合格」とイメージが重なります。
それゆえ、韓国では受験の時期になると、両親が受験生の志望校の門や塀に水飴をくっつけたりします。




日本でワカメというと味噌汁の具によく使います。
韓国では、肉や魚をダシにしたスープに使うことが多くなっています。
また、韓国ではスープや味噌汁はスプーンを使って、すくいあげるようにして食べます。スプーンにたっぷりとワカメをのせて口に運ぶときは、本当に幸福を感じます。
妊娠期、授乳期、誕生日など、人生でも特に大切なときに食べるワカメスープは、韓国の人にとって「最強のスープ」なのかもしれません。

文=康 熙奉(カン ヒボン)

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