韓国社会のルールブック「第33回・取り皿」

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日本では数人で食事をするときに自分用の取り皿を使うのが普通だが、韓国では取り皿を使わないことがよくある。それは、鍋物を食べるときも同じだ。それでは、取り皿がなくてどうするのか?




取り皿を使わない理由は?

韓国ドラマを注意深く見ていると、みんなで熱い鍋物を食べているとき、取り皿を使わず直接箸やスプーンを鍋の中に入れていたりする。
日本から見れば、「小皿に取って食べる習慣がないの?」と思ってしまうが……まさに、その通りなのである。
実際に鍋物を仲間と食べる時、自分の箸やスプーンを直接鍋の中に入れて口に運ぶのが一般的だ。
日本から見れば、「ちょっと不衛生では?」と思ってしまう。
しかし、韓国ではそれが当たり前。
その結果、どうなるか。
韓国ではご飯をスプーンで食べるが、スプーンにくっついたご飯粒が鍋物の中で分離して浮かんだりすることがよくある。
でも、みんな気にしない。




それが韓国スタイルだから……。
結局、韓国で食事するときに取り皿を使わないのは、「ウリ(私たち)意識」という連帯感が影響している。
(ページ2に続く)

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