『梨泰院クラス』には復讐劇を超えた深みがある(特別編)

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韓国でも日本でも人気になっている『梨泰院クラス』は、パク・ソジュンが演じる主人公のパク・セロイが最大の相手に復讐する物語だ。しかし、それがメインだとしても、『梨泰院クラス』は非常に多彩なテーマを持っている。

写真=JTBC『梨泰院クラス』公式サイトより




多様な生き方

『梨泰院クラス』が面白いのは、パク・セロイの生き方がすばらしいからだ。
彼の生きる原動力になっているのが復讐心だ。
自分からすべてのものを奪い取ったチャンガ・グループのチャン・デヒ会長に、屈辱の辛さを思い知らせなければならない。
だが、チャン・デヒ会長はとてつもなく難敵だ。恐ろしく手ごわい。とはいえ、ひるむようなパク・セロイではない。
しかも、相手が強ければ強いほど、立ち向かうパク・セロイにもパワーが備わっていた。日々、凄い勢いで成長を続ける彼は、梨泰院の仲間たちとともに大きな野望に向かって突き進む。
それは、チャンガ・グループに勝って外食産業でナンバーワンになることだった。
困難なことだが、パク・セロイには勝算があった。特に、マネージャーになっていたチョ・イソの才能が抜きんでていた。彼女と一緒にやっていければ、チャンガ・グループに勝てるとパク・セロイは考えていた。




しかも、彼には投資で助けてくれる同期生がいたし、料理人として飛躍的に成長した仲間がいた。
とにかく、パク・セロイの仲間たちが心強い。トランスジェンダーや多国籍の人の問題を同時に扱いながら、『梨泰院クラス』は多様性を示している。
復讐劇だけでなく、現代に生きる人たちの熱い生き方も描いている。そこが『梨泰院クラス』が一番面白いところだ。

文=「ロコレ」編集部

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