シム・ウンギョンとダブル主演となった松坂桃李は『新聞記者』で何を演じたのか

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政権の裏工作を調べる新聞記者と不本意な職務で苦悩する官僚の姿を生々しく描いた映画『新聞記者』。シム・ウンギョンと一緒に主演を務めた松坂桃李は、この映画の真髄をどのように私たちに見せてくれたのだろうか。

Ⓒ2019 『新聞記者』フィルムパートナーズ




さすがの心意気

映画は、見る人の関心を喚起する無数の題材を持っているはずだった。その中には、権力の不正を暴くジャーナリストの奮闘を描く作品も入っている。事実、ハリウッドや韓国映画には、そのジャンルが確実に生きている。
しかし、日本では、国家権力の問題点に切り込む映画は久しくなかった。そういう状況が続いただけに、『新聞記者』の公開は特別な意味を持つ。
見おわった後の「いつまでも静まらない高揚感」を、どのように表現したら的確だろうか。映画を見て政権の問題をとことん考える、という「本来あるべき刺激」を取り戻した快感といえば良いのかもしれない。
誰もやらない時期にこの映画を企画したプロデューサー、いま起きている政治的な問題を上質の社会派サスペンスに仕立てた監督、そして、制作・配給に関わったスタッフに敬意を表すると同時に、ダブル主演となった松坂桃李とシム・ウンギョンに拍手をおくりたい。
この2人の俳優がいなければ、『新聞記者』がここまで注目を集めることはなかったと思える。




特に、人気俳優でありながら政権の闇に切り込む映画に進んで主演した松坂桃李の心意気に感心する。
それだけに、なおさら気になる……松坂桃李の演技はどうだったのか、と。
(ページ2に続く)

この映画を待っていた!シム・ウンギョンと松坂桃李が主演の『新聞記者』

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