日本で多い「老舗」が韓国ではなぜ極端に少ないのか?

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儒教的な価値観

かくして韓国では、たとえ食堂で成功しても、その店は一代限りで、子供たちは店を継がないで別の道を歩んでいく。
仮に何代にもわたって食堂を続けていたとすれば、周りの人たちは「この家は、頭のいい子が出なかったんだな」と言うだろう。
明らかに儒教的な価値観が影響している。
頭脳的な仕事をすることが一番もてはやされ、伝統的なワザを持った職人気質は高く評価されないのだ。そういう事情があって、韓国では100年も続く老舗が極端に少ないのである。
しかし、今後は韓国社会も変わっていく。




日本に旅行した人たちが、日本では老舗がとても多くて、伝統に基づいた営業をしていることに感激している。
今はわずか90しかなくても、ずっと後になれば、韓国でもきっと老舗が増えていくことだろう。

文=康 熙奉(カン ヒボン)

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