防弾少年団(BTS)が動かす「兵役免除問題」

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世界的な人気を博す防弾少年団(BTS)が、アメリカのビルボードのアルバムチャート「ビルボード200」で2作品連続の初登場1位という快挙を達成した。韓国の首相がお祝いを述べるほどの盛り上がりを見せているが、彼らの活躍を機に「兵役免除問題」も大いにクローズアップされている。




不公平な兵役免除制度

ジャカルタで開催されていたアジア大会が9月2日に終わったが、この競技で金メダルを獲得すると、男子の場合は兵役免除の特例が与えられる。その特例を最終的に受けることができたのは合計で42人だった。その中ではサッカーが20人で、野球が9人となっている。
ただ、兵役免除を受けたからといって、まったく軍事訓練をしないというわけではない。4週間の新兵訓練はかならず受ける必要がある。
それでも、21カ月間の兵役が4週間だけで済むので、現役のスポーツ選手にとっては選手生命にも影響する恩恵だ。だからこそ、サッカーや野球の一流プロがアジア大会にわざわざ出場したのである。
このようにスポーツ選手の兵役免除問題が大々的に報じられると、最近では「K-POPの世界的スターはなぜ兵役免除の特例がないのか」という疑問も生じている。つまり、防弾少年団の数々の快挙が兵役免除の不公平さを強調する結果になってきたのだ。




韓国で兵役免除の特例としてよく挙げられるのが、オリンピックなら銅メダル以上、アジア大会なら金メダル、FIFAワールドカップやWBC(ワールドベースボールクラシック)ならベスト4以上、さらにクラシック音楽や伝統的な国楽などのコンクールで、優秀な成績を収めた場合である。
このように、スポーツや芸術の分野では兵役免除が数多く行なわれているのに、大衆音楽の世界ではまったくなかった。
(ページ2に続く)

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